Marshall MG15DFX用フットスイッチの自作&改造

ご承知の通り、価格の安い Marshall MG15DFX は一応2ch仕様ではありますが、何を隠そうクリーントーン/オーバードライブの切り替えは本体のスイッチでしか操作出来ないのであります。
以前ビジュアル改造の最後に書いたように、今回は外付けのフットスイッチを製作してみました。

画像


最近のシルバーフェイスのMGシリーズは外付けのフットスイッチが当たり前ですが、一世代前の我が MG15DFX は外付けが不可能なのであります。当然背面にソケットも無ければオプションペダルもありません。そういう仕様なのであります。

しかし我儘な自分は、KISSの "Black Diamond" などはイントロをクリーントーン、そしていきなりドカーンとオーバードライブを効かせたサウンドに切り替えたいのであります。
しかし、そのようなシーンに於いても、アンプのところまで行き、本体のプッシュスイッチを押さなければなりません。
これは何気に『コト』なのであります。

もう少し高価なアンプ、或いは最新のMGを買えば済むことなのですが、それなりに手を加えた愛着あるアンプを手放すのも寂しく(自分は一度惚れ込んだモノは比較的使いつぶすタイプ。モノを捨てられないタイプ)、それならば自分でこいつを何とかするしかないのであります。

構想約半年。リレーを使う方法も含め様々な方法を考えましたが、結果的に一番手軽で安く済む方法を採用したのであります。

回路的には子供でも思いつく極シンプルな発想。

画像
左がオリジナルの回路


構想半年などと書きましたが、正直なところ作業が面倒くさかっただけなのであります。
何が面倒なのかといっても、たかが1mm厚の鉄板に穴を開けるのが面倒だっただけなのですが。
そうはいっても、フロントパネルに新規に穴を開けるのには結構な勇気と度胸がいります。もし穴がズレたら無茶苦茶カッチョ悪い結果になってしまいます。
マーシャル機のフロントパネルは鉄板のシャシーに薄いアルミ(?)のパネルが貼ってあり、経験上こういうケースはセンターズレを起こす可能性が比較的高いのであります。

今回の材料は、ざっと下の写真のとおり。
よく覚えていませんが、費用的には三千円ちょっとだと思います。

画像
2色LEDは3種購入しましたが、使うのは一つのみ


まずはケースの穴あけからスタート。
裏面のコネクタ用の穴は、直径16mm。 5mm → 8mm と二種の歯を使い穴を開けた後はリーマで拡げます。

画像
センターポンチは鉄板に届くまで深く打ち込みます


画像は中略。
作業に集中しすぎて撮るのをすっかり忘れていました。

LED(発光ダイオード)は、今回オンパネル用(オンパネ二色はもはや種類が少ない)ではないので、このようなパーツを使ってパネルにこていします。

画像

画像
LEDをパネルマウントしたところ


あとは、ひたすら小さな部品、半田ごて、老眼鏡との壮絶な死闘のみなのであります。
ここも、撮影すべきポイントはいくつかあるのですが、すっかり忘却しておりました。

画像
赤い部分のパターンをカットする

画像

画像

画像

画像


外付けフットスイッチと本体の切り替えは、裏面のトグルスイッチで切り替えます。
本来ならば、外付けフットスイッチを本体に差し込んだ時点で本体側の回路が遮断されるのがベストなのですが、それをするにはリレーを用いた切り替え回路を作らなければならず、同時に元々基盤についている切り替え用プッシュスイッチも交換しなければならず、見た目に悪影響が出るので止めました。
元の四角いプッシュスイッチはそのまま活かします。

ステレオプラグ二本を用いれば出来ると思いますが、一つの機能のために、プラグを二本差すというのも、なんとなく間抜けな感じがして止めました。

フットスイッチのケーブルと本体の接続には、通信機のマイクコネクタ等によく使われる形式のもので、今回は6P(6ピン)のオス、メスを使用しています。

画像
本体とフットペダルの表示は後程シールでも貼りましょう。
現在は、接続ケーブル側にするとフットペダルです


フットスイッチはこのような感じの仕上がりなのであります。
スイッチは押すたびにON/OFFが切り替わる(ON-OFF)x2回路のもので、あまりカッコよくないですが、よくエフェクター等に使われているタイプですね。
ケーブルは6芯のシールドケーブルです。

因みにギターの世界では、接続ケーブルそのもののことを『シールド』と呼ぶことがありますが、本来シールドとは信号線を外部の電気的、磁気的ノイズから遮断(また逆に内部のノイズを外に出さないように遮断)することをいい、その目的で作られたケーブルをシールドケーブル、シールド線などというわけですね。主に導体の網や箔で信号線を被覆し、網や箔は機器のアースに接続するのが一般です。楽器に限らず、電子機器内部や通信ケーブル、オーディオでも普通に使用されています。勿論、ギターのケーブルも、シールドケーブルです。
電車に乗るとラジオが聴きづらくなるのは、電車の車体がシールドになっているからです。
以前、『シールド = ギターケーブル』 と思っていた知人がいたので、念のためなのであります。

画像


最後はフロントパネルのLED。
正直これはどうでもよい機能ではりますが。
元々POWERスイッチの左下についていた赤色LEDを二色LEDに交換して、トグルスイッチの1回路を使って本体切り替え(赤表示)と、外付けフットスイッチ切り替え(青表示)の状態表示としました。赤/緑、赤/黄等もありますが、今回は赤/青を採用。赤/青は乳半処理されたものが入手できず、結構強烈な光になりました。
単純な機能ですが、雰囲気と機能性はバッチリなのであります。

画像
本体/フットペダルの切り替えで色が変わります


少し眩しすぎるので、抵抗値を変えてみようかと思っている次第であります。

出来ればクリーン/オーバードライブの色替えをしたかったのですが、回路自体元々そういう設計になっていないので、その実現には更に回路を色々追加変更せねばならず、今回は計画外なのであります。

結果的に・・・
演奏している両手を使わずに切り替えが可能なので、当たり前ですが、とてつもなく便利で勝手が良くなり、大満足なのであります。

その後・・・・

眩しすぎたクリアタイプのブルー/レッドLEDを乳半タイプのイエローグリーン/レッドに交換してみました。

超小型可変抵抗も一応用意しておいたのですが、その必要も無くしっとりした感じで点灯しております。
ブルーが綺麗だと思ったのですが、やはりマーシャルにはイエローグリーンのほうが合いますね。

画像

画像




ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 38

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
かわいい

この記事へのコメント

ソラ
2020年03月03日 12:11
BOSS製オンオフなフットスイッチ(ギター用シールドケーブル)を使用したい場合はどういった加工が必要でしょうか?作製画像など見たいのですが、可能でしょうか?
hara_design
2020年03月05日 10:57

ソラさん

コメント有難うございます。
ソラさんの機器環境とBOSSフットスイッチの型番、
回路がわからないので何とも言えませんが、フット
スイッチ自体の回路構成はおそらく単純なものなの
で、それに合わせて本体側をあわせるか、本体に合
わせてフットスイッチに若干変更を加えるかで、基
本何でもできると思います。
制作画像は特にないのですが、添付している回路図
が基本すべてです。
わかりづらくて申し訳ありません。

この記事へのトラックバック