鶴川原人の秘密基地/T.Harada

アクセスカウンタ

zoom RSS KHS F20-Westwood ドライブトレイン改造

<<   作成日時 : 2011/08/01 12:27   >>

ナイス ブログ気持玉 25 / トラックバック 0 / コメント 2

車道や舗装道でのスピードに限界を感じ、クランクをギア数の多い(52-39-30T)に変更してみた。同時にBB、フロントディレーラー、前後シフター(グリップシフトからラピッドファイアー)、チェーン、更にスプロケを8sから9sに変更した。

画像



《お願い》
はじめにお断り申し上げますが、本記事は既存パーツによる個人的な勉強とテスト&トライ(実験)です。故に決して推奨するものではありませんので、ご参考レベル、お笑いレベルに留めてください。Westwoodオリジナルは、もともと非常に良く出来た(計算・設計された)システム構成だと思います。単なるアクセサリーパーツの追加組み替えは別にしても、ドライブトレイン周りは直接走りに影響しますので、下手をすると自殺マシンになりかねません。よろしくお願い致します。


ちなみに『ドライブトレイン』とは、チャリンコを前進させるための駆動部のパーツ類をいう。クランク(フロントギア)、スプロケット(リアギア)、フロントディレーラー(クランクギア変速機)、リアディレーラー(スプロケット変速機)、シフター(ハンドルで操作する変速機)、ボトムブラケット、チェーン等を示す。
また、ギア数52Tなどの"T"は「歯」"tooths"の頭文字でギアの歯数を示し、スプロケット8sとかデイレーラー9s用の"S"は"Speed"の頭文字であり8速、9速を意味する。スプロケット8sはギア8枚で構成されたカセットスプロケットのこと。

以前の記事(2010/07/25)にも書いたように、クランクをもう少し大きくしたいと思っていたが、前にロード用にと、ほぼ未使用のクランクを半額以下で手に入れてあったものを使用し、高速化にトライしてみた。
クランクはSHIMANO ULTEGRA 3s(FC-6603)。いずれ購入するであろうロードマシン用に購入してあったものだが、ロード購入の予定が今のところないので、かなり贅沢な代物ではるが使ってみることにした。

通常のロードマシンやMTBと異なり、クランクとスプロケットの距離が短い小径車では、フロント2速あたりが無難なのだろうが、鶴川というアップダウンの厳しい地理上、フロントを3速にしてみたかったわけである。おそらくクランクのLOギア(一番内側の小さいギア)とスプロケットのHIギアの組み合わせ、およびクランクのHIギアとスプロケットのLOギアの組み合わせは、ギアのよじれが大きくなる(クランクとスプロケットが近いため)ため、無理がくる事は容易に予測できる。
用途から考えると以下の組み合わせが可能であれば良いのだが。

●高速走行用: クランク側 HI  / スプロケットHI側 4速ほどの使用
●通常走行用: クランク側 MID / スプロケット全域(9速)
●激坂登坂用: クランク側 LO / スプロケットLO側 3速ほどの使用

そんな事を頭に描きながら作業を開始した。

画像
現状のクランク(44-32T)


画像
アーレンキーを用いてクランクボルトを外す


画像
クランクボルトを抜いたところ


画像
次にクランク抜きをセット


画像
クランク抜きの芯をねじ込みクランクを抜く


画像
反対側も同じようにクランクアームを抜く


画像
次にBB(ボトムブラケット)専用のツールを使用してBBを外す


画像
左側(ギアの無いほう)から外す
ネジ方向は反時計回りで外れる


画像
左側BBが抜けてきたところ、あとは手で回して外す


画像
右側(ギア側)は逆ネジ(時計方向回しで外れる)なので注意!


画像
クランクに合わせホローテックU用のBBをセットする
途中までは手で回して挿入し、最後は専用ツールで締める


画像
BB(ボトムブラケット)のセット完了


画像
クランクをセットし、左側クランクアームを取り付けて完了


画像
クランクのみ交換後のテスト走行にて


テスト走行をしてわかったことは、オリジナルのフロントディレーラ(SHIMANO DEORE)ではキャパシティが小さく、チェーンがフロントディレーラーと擦ることが多い。
そこで、キャパの大きいディレーラーを中古で購入。これで擦れの確立はかなり減ると思われる。
もし上手くいかなければまた考えるとする。

フロントディレーラーを探した条件は以下のとおり

3速用 + ワイヤー下引き + ディレーラーのキャパシティ大 + バンドが駆動部の下にある

ちなみにULTEGRAバンドタイプ(FD-6603-B)は、Westwoodのフレームが邪魔して取り付け位置が下がり過ぎてしまいNGである(クランクのHIギアに当たる)。直付けタイプ(FD-6603-F)を直付けアダプターを用いて少し後方にセットるか、ロード用BB直付けアダプタータイプを使用すれば上手くいくかもしれない。或いはDAHON用に販売されている直付けアダプタを用いてディレーラーのセットポジションを上方部にする方法も考えられるが、Westwoodのシートチューブ径31.8mmΦに対しDAHON用40.0mmΦを上手く固定するためには工夫が必要である。

画像
中古480円で購入した SHIMANO C-101と
新たにセットしたシマノHGチェーン


チェーンを9速用に交換。オリジナルのものより若干スリムなSHIMANO HGチェーンを使用。
チェーンの交換にはチェーンカッターを使用する。

画像
チェーンカッター
抜いたピンを再度チェーンに押し込むためのガイドレールが
付いているとなお良いと思うのだが・・・
自分以外に誰もそう思わないのかな?
実際はピンを完全に抜かないようにしてチェーンをはずすのが楽


シフターもラビットファイアータイプに交換。
その時、グリップをハンドルバーから抜く必要があるのだが、意外とこれが厄介。グリップをカッターで切ってしまう方法が本などで紹介されているが、また使用するかもしれない(事実今回使用したものはTREK FUEL EX7から抜いたものを再利用している)場合は、切らずに抜く必要がある。
自分の場合は次の方法で抜いている。
1. 細いマイナスドライバーか千枚通しをグリップとハンドルバーの隙間に差込む
2. 出来た隙間から水を流し込む。というより水鉄砲の要領で中に入れる
3. マイナスドライバーを抜き、グリップを回すようにすると意外と楽に抜ける

画像
水を使いグリップを楽に抜く


画像
取り付けたラビットファイアー


とりあえずディレーラーの調整を行い、スプロケットを9速(SRAM 11-34T 以前TREK FUEL EX7についていたもの)を取り付けた。
(※スプロケットの交換方法は2010/08/01の記事を参考にしてください)

画像


現状の変速可能範囲は以下のようになっている。

画像
青:問題なく使用できる
オレンジ:リアディレーラーが少しコトコト音を出すが使用可能
赤:使用出来無い事はないが、現状チェーンが長く、Rディレーラとスプロケの物理的相性NG!&リアTOP時にチェーンがフロントディレーラと若干擦れる


実際の使用レポートはまた晴れた日にでも。
思うにスプロケットのLOは34Tもいらない気がするなぁ・・・
そもそもWestwoodオリジナルのリアディレーラーはロード用。MTB用の9sスプロケと相性が良いはずがない。
さて、スプロケを換えるか、リアディレーラーを換えるか・・・少し考える必要がありそうだ。

画像



《・・・つづき》2001.09.17.

正直、クランク52Tは素晴らしい。
何が素晴らしいかって、舗装道走行時に非常に威力を発揮する。
ご承知のとおり、日本の道交法ではチャリンコは車両扱い。つまりママチャリといえども本来は歩道(確か歩道幅3m以下)を走ってはいかんのだ。
そんな理由で車道を走るわけだが、デンマークをはじめとする欧州諸国とは異なり、日本の道路事情はチャリンコに対して非情にも全く優しくないのだ。トラックやバスがすぐ脇をかすめ通って行く。実際チャリで走ると解るが、チャリが遅ければ遅いほど怖いものである。また信号等でクルマが途切れた時には一気に距離を稼ぎたいものである(自分だけかな?)。そんな時は、やはり高速ギアがモノを言う。と自分は思う。

改造に関しては、その後Bテンションアジャスターボルトの調整とチェーン2コマカットで、リアのコトコトいうノイズは解消したが、やはりスプロケット34Tは必要ないと考え、オリジナルの8s(11-30T)に戻した。
これにより、リアの左右方向の触れ幅が抑えられ、フロントディレーラーの左右方向の当たりは一切無くなった。
問題はクランクをインナー×スプロケットTOPであった。実際使用することのない禁断の組み合わせではあるが、組み合わせが存在する以上どうも気持ちが悪い。

現状の問題はチェーンが若干フロントディレーラー最下部の水平板に触れるのである。
フロントディレーラーはクランクとの隙間を1mmにセッティングしているのでこれ以上下げることができない。
つまり物理的にアウトである。

画像
現状の問題を大げさに表現するとこうなる


理想の解決策としてはフロントディレーラーを以下のポジションにセッティングする必要がある。

画像
FDをこのポジションにする必要がある


そんな時に、会社近くのミニベロ専門店に展示されていたTyrell車に付いているフロントディレータ(直付タイプ用)クランプに目が止まった。

おぉ〜〜〜っ! ”This is just an answer! ”

神は自分を見放さなかった。フロントディレーラーを取り付ける位置、取り付け角度、まさにこれこそ解決策であった。
といわけで早速Tyrellのサイトからパーツ注文をして取り寄せた。

が、然うは問屋が卸さなかった。
なんと、そのまま取り付けると、フロントディレーラーが数ミリ、クランクギアと接触するではないか。
これは何とかせねばなるまいも!ということで仕方なくクランプを削り、同時にフロントディレーラー取り付け穴を上方向へ削り、拡張した。

出来上がったものがこれである。

画像
目的に合わせクランプを加工した


早速フロントディレーラーC101を外し、必殺Tyrellクランプと新たなフロントディレーラーULTEGRA(FD-9703F)を装着してみる。
何故か知らないが、チャリ部品にはワッシャーが少ないのは気のせいか?フロントディレーラーが緩むのは困るので、一応手持ちパーツの中から、6mmの平ワッシャーと5mmのスプリングワッシャーを咬ませて固定した。気分的にもこのほうが安心。

画像
削り込みがTyrellのロゴにかかってしまったのが
痛々しい。Tyrellさん、ごめんなさい


おぉ〜!1mm+α程の余裕をもって、クランクとジャストな距離でフロントディレーラーを取り付ける事に成功。

画像


というわけで、フロントディレーラーの調整を行い。基本的に全てのギアがトラブることなく快適に使用できるようになった。

画像
フロント3sXリア8sが問題なく動作


最終的に、高速側はクランクが44Tから52Tになり、オリジナルに対し非常にスピードが出るようになり、低速側はクランク32Tから30Tとなり、オリジナルより更に軽くなった訳である。

う〜〜〜ん、Tyrell様に感謝!


〜おまけ〜
1.
チェーンの再接続において、接続部のコマが固まる事があります。暫く使用していれば直りますが、ピンを押し込んだ方向と反対側から、ほんの少し軽くピンを押してあげるとコマの固まりが取れます。

2.
特にチェーン周りを触っていると、手が油で真っ黒ベタベタになります。これは通常の石鹸ではなかなか落ちません。そういう時はキッチン用洗剤を原液使用して洗うとビックリする程良く落ちます。自分の場合それで手が荒れたりという事は今のところありません。因にクルマのフロントガラス(外側)の油膜も良く落ちます。



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 25
ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス ナイス
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた 驚いた 驚いた 驚いた
ガッツ(がんばれ!) ガッツ(がんばれ!)
かわいい かわいい

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
うーん!これだけチューンしたら、次はミサイルくらい搭載してるんじゃないかね?!こりゃ俺の「メロンちゃん」は猫バスくらいにチューンしないと師匠にオイテケボリを喰らいますなぁ〜!

「耳をすませば」コースはぜひともカントリーロードをオヤジ二人で口ずさんで走ろう!

画伯も近い内に雫みたいな恋とかしちゃうんかいな?
ってか!?もう恋してるんかい?確か、師匠のチュウ坊の時は・・・・・?!
トリトン
2011/08/01 12:51
ミサイルか・・・いやいやそれ以前にまだまだ課題があるね。ミニベロはクランクとスプロケの距離が短いから、普通のチャリのようにはなかなかいかないもんだよ。

そうか、画伯ももうそういう御歳になったか。
これからが楽しみですな!
青春万歳!
IFD
2011/08/01 19:01

コメントする help

ニックネーム
本 文
KHS F20-Westwood ドライブトレイン改造 鶴川原人の秘密基地/T.Harada/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる